司法試験であそぶ

司法試験について考えたこと

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

平成18年度旧司法試験民事訴訟法第1問(玲子のひとりごと)

平成18年度旧司法試験民事訴訟法第1問 問題文 訴状の必要的記載事項の趣旨を明らかにした上で,その不備を理由とする訴状の却下について,その裁判の形式と効果を踏まえて,説明せよ。 これは・・・難しい・・・ 民事訴訟法133条2項には、当事者・法…

平成17年度旧司法試験民事訴訟法第2問(玲子のひとりごと・答案編)

平成17年度旧司法試験民事訴訟法第2問 答案 第1 1前訴認容判決→執行力発生→前訴と同じ訴訟物である後訴は、訴えの利益がないのが原則→時効中断の必要があるなどの事情があれば、例外。→かかる事情があるか第2 2前訴判決確定→既判力発生既判力=確定判決…

平成17年度旧司法試験民事訴訟法第2問(玲子のひとりごと・解答編)

平成17年度旧司法試験民事訴訟法第2問 (出題趣旨)前訴の確定判決が後訴の審理判断の対象に及ぼす影響についての理解を問う問題である。1では,既に執行力のある勝訴判決を得ている原告の再訴が訴えの利益を有するかどうかを踏まえて論ずべきである。2…

平成17年度旧司法試験民事訴訟法第2問(玲子のひとりごと・検討編)

平成17年度旧司法試験民事訴訟法第2問 問題文 甲は,A土地を所有していると主張して,A土地を占有している乙に対し,所有権に基づきA土地の明渡しを求める訴えを提起し,この訴訟(以下「前訴」という。)の判決は,次のとおり,甲の請求認容又は甲の請…

平成17年度旧司法試験民事訴訟法第1問(玲子のひとりごと)

平成17年度旧司法試験民事訴訟法第1問 問題文 控訴審における攻撃防御方法の提出に関する民事訴訟法の規律とその背景にある考え方について,第一審と控訴審との関係を踏まえて,論ぜよ。 検討 「攻撃防御方法の提出」→いつ出してもいい、何を出してもいい…

平成16年度旧司法試験民事訴訟法第2問(玲子のひとりごと・答案編)

平成16年度旧司法試験民事訴訟法第2問 答案 1 小問1(1)全部棄却判決。 (2)既判力について既判力は,原則として,主文に包含されるもの限り及び,理由の判断には及ばないが,相殺の抗弁が提出された場合は,例外的に理由の判断に及ぶ(114条)…

平成16年度旧司法試験民事訴訟法第2問(玲子のひとりごと・解答編)

平成16年度旧司法試験民事訴訟法第2問 (出題趣旨)判決及び既判力の意味内容を正しくかつ深く理解しているかを問う問題である まず 請求認容判決になるか請求棄却判決になるかとの結論を述べ,その判決主文の判断について生じる既判力の根拠,範囲及び内…

平成16年度旧司法試験民事訴訟法第2問(玲子のひとりごと・検討編)

平成16年度旧司法試験民事訴訟法第2問 問題文 Xは,Yに対し,200万円の貸金債権(甲債権)を有するとして,貸金返還請求訴訟を提起したところ,Yは,Xに対する300万円の売掛金債権(乙債権)を自働債権とする訴訟上の相殺を主張した。 この事例…

平成16年度旧司法試験民事訴訟法第1問(玲子のひとりごと)

平成16年度旧司法試験民事訴訟法第1問 問題文 弁論主義の下における証明責任の機能について,証明責任を負わない当事者の立証活動の在り方に関する規律に触れつつ,論ぜよ。 証明責任の機能・・・どっちともいえないときに、どっちが不利益を被るかって話…

平成15年度旧司法試験民事訴訟法第2問(玲子のひとりごと・答案編)

平成15年度旧司法試験民事訴訟法第2問 1 小問1(1) (1)反訴の要件→あてはめ→充足→反訴可(2)反訴として許されないから「別訴すべき」か →反訴制度の趣旨→被告側の便宜→別訴可 審理の重複の問題→別訴を禁ずる明文もないため併合等で対応すべき (…

平成15年度旧司法試験民事訴訟法第2問(玲子のひとりごと・解答編)

平成15年度旧司法試験民事訴訟法第2問 (出題趣旨)同時履行関係に立つ請求に関する手続上の諸問題についての問題である。1( )では, 1反訴を提起しうる場合の別訴提起の可否を審理の重複の回避等の観点を踏まえて論ずべきである。( )では,同時履行の抗…

平成15年度旧司法試験民事訴訟法第2問(玲子のひとりごと・検討編)

平成15年度旧司法試験民事訴訟法第2問 問題文 甲は,乙に対し,乙所有の絵画を代金額500万円で買い受けたとして,売買契約に基づき,その引渡しを求める訴えを提起した。次の各場合について答えよ。1 甲の乙に対する訴訟の係属中に,乙は,甲に対し,…

平成14年度旧司法試験民事訴訟法第2問(玲子のひとりごと・答案編・補足)

この間の答案編では、 当事者の確定を論じてから送達の有無を論じるのは疑問 と書いたんだけど、これはおかしくないのかも。 こう思ったのは、送達がないと当事者を論じる余地はないんじゃないか、当事者の確定のためには、常に送達が前提ではないか、と考え…

平成15年度旧司法試験民事訴訟法第1問(玲子のひとりごと)

平成15年度旧司法試験民事訴訟法第1問 問題文 訴訟手続の進行に関する民事訴訟法の原則と当事者意思の反映について論ぜよ。 進行に関する原則? 当事者意思の反映? ああ、提起・訴訟中・終了、この三場面ね。 訴訟中は・・・口頭ないしは書面で主張を伝…

平成14年度旧司法試験民事訴訟法第2問(玲子のひとりごと・答案編)

平成14年度旧司法試験民事訴訟法第2問 答案 1 小問1(1) 当事者が乙か丙か→当事者の確定の論点→乙に確定 訴訟係属あるか→なし→送達やり直し 2 小問1(2)乙が訴状を受領しないまま判決確定→効力は?→無効(?) 救済手続きは?→原則再審手続へ→も…

平成14年度旧司法試験民事訴訟法第2問(玲子のひとりごと・解答編)

平成14年度旧司法試験民事訴訟法第2問 (出題趣旨)当事者の確定をめぐる手続上の諸問題に対する解決能力を試す問題である。1(1)では,当事者の確定,訴訟係属の有無に触れた上で裁判所の措置を論ずべきである。1(2)では (1)での立場 , を前…

平成14年度旧司法試験民事訴訟法第2問(玲子のひとりごと・検討編)

平成14年度旧司法試験民事訴訟法第2問 問題文 甲は、A土地の所有者乙を被告と表示して、所有権移転登記を求める訴えを提起した。なお、この訴訟には、訴訟代理人はいないものとする。1 甲と通じた丙は、乙と称して訴状等を受領して、第1回口頭弁論期日に…

平成14年度旧司法試験民事訴訟法1(玲子のひとりごと)

平成14年度旧司法試験民事訴訟法1(玲子のひとりごと・問題編) 問題文 民事訴訟において手続が公開されない場合について説明せよ。 一行問題は遠慮させてもらうわ。 ただし、出題趣旨だけは見ておこうかしら。 (出題趣旨)公開主義は,民事訴訟上の原則…

平成28年度司法試験刑法(玲子の指導)2

玲子は、横領罪について記載していたことへの衝撃からようやく立ち直り、再び答案に向き合った。 「次は甲の罪責ね・・・って」 「甲!」 ・・・センスないわねーと玲子は思った。 丙をどうするつもりかしら。丙の行為も甲に負わせるんでしょ、それならまず…

平成28年度司法試験刑法(玲子の指導)1

玲子のもとに、又答案が送られてきた。 今度は平成28年度新司法試験刑法だ。 「私もひまじゃないんだけどなあ」 とひとり呟きつつも、やはり後輩のための添削にかかる。 まずは問題文を読む。 さすがに新司法試験は問題文が長い、そして、その長い文章の中…

平成14年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・答案編)

平成14年度旧司法試験刑法2 答案 1 宝石をCに売却した行為について 盗品であることを気づいた時から保管罪成立 譲受時ではなく、あっせん時に故意あり→盗品等有償処分あっせん罪が成立2 Cに売却した行為 Cは事情を知っていれば購入しなかったと考え…

平成14年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・解答編)

平成14年度旧司法試験刑法2 (出題趣旨)本問は,詐欺により取得した宝石の売却の依頼に始まる事例を素材として,財産犯,殊に盗品等に関する罪,横領罪,詐欺罪の成立要件の理解を問うものであるが,あわせて,成立する犯罪の相互関係の把握も重視してい…

平成14年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・検討編)

平成14年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・検討編) 問題文 Aは、宝石(時価100万円)を詐欺によりBから取得したが、その事情を秘して、宝石を100万円で売却することを甲に依頼した。甲は、宝石を受領した当初は、それがだまし取られたものであ…

平成14年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・答案編)

平成14年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・答案編) 答案 1 乙の罪責 乙は、Aに対する傷害罪の構成要件を満たす。 しかし、乙は、いきなりAから鉄棒で殴りかかられたので、正当防衛が成立する。次にBに対して傷害を負わせている点を検討する。 ま…

平成14年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・解答編)

平成14年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・解答編) (出題趣旨)本問は,共犯者相互間において正当防衛の成否に関する事情が異なる点が問題となり,事実の錯誤に関する論点をも伴う事案を題材にして,これらに関する各論点についての理解度を問うの…

平成14年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・問題編)

平成14年度旧司法試験刑法1 問題文 甲は、Aに電話で罵倒されたため憤激し、A方に赴けば必ずけんかになるだろうと思いながら、この機会にAを痛めつけようと考え、こん棒を用意するとともに、友人の乙に、こん棒を持っていることは隠し、これからA方に話…

平成15年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・答案編)

平成15年度旧司法試験刑法2 答案 1 甲が運転免許証に「甲」と記載された紙片を貼った行為 「偽造」とは、文書の作成名義人と作成者の人格の不一致を生じさせることをいう。 本件では、一般人の認識に照らせば、多重債務を負わない甲が作成名義人であると…

平成15年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・解答編)

平成15年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・解答編) (出題趣旨)本問は,長期間使用していた通称に代えて,実名を用いて借入申込書等を作成するなどした上,自動契約受付機を介して金員を借り入れたという事例を素材として,事例を的確に把握してこ…

平成15年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・問題編)

平成15年度旧司法試験刑法2 問題文 甲は,20年以上前から乙という名前で社会生活を営み,運転免許証も乙の名前で取得していた。ところが,甲は,乙名義で多重債務を負担し,乙名義ではもはや金融機関からの借入れが困難な状況に陥った。そこで,甲は,…

平成15年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・答案編)

平成15年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・答案編) 第1 甲の罪責1 Aを殴打した行為 同行為は、殺傷能力のある道具を用いて、後頭部という身体の枢要部を力任せに殴打する行為であり、死亡結果発生の現実的危険性ある行為であり、殺人罪の実行行…