平成15年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・解答編)
(出題趣旨)
本問は,長期間使用していた通称に代えて,実名を用いて借入申込書等を作成するなどした上,自動契約受付機を介して金員を借り入れたという事例を素材として,事例を的確に把握してこれを分析する能力を問うとともに,文書偽造の罪における偽造の意義等の基本的要件に関する理解力並びに偽造文書行使罪,詐欺罪及び窃盗罪の各犯罪構成要件の整合的な理解力を問うものである。
「長期間使用していた通称」・・・これは判例ね。
「借入申込書等を」・・・やはり二つの書類がそれぞれ問題なのかしら。
「自動契約受付機を介して」・・・画像データは文書なのかということね。
「偽造文書行使罪」・・・落とさずに書くということね。
さて、では答案を書いてみましょう。