司法試験であそぶ

司法試験について考えたこと

2017-11-09から1日間の記事一覧

平成14年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・答案編)

平成14年度旧司法試験刑法2 答案 1 宝石をCに売却した行為について 盗品であることを気づいた時から保管罪成立 譲受時ではなく、あっせん時に故意あり→盗品等有償処分あっせん罪が成立2 Cに売却した行為 Cは事情を知っていれば購入しなかったと考え…

平成14年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・解答編)

平成14年度旧司法試験刑法2 (出題趣旨)本問は,詐欺により取得した宝石の売却の依頼に始まる事例を素材として,財産犯,殊に盗品等に関する罪,横領罪,詐欺罪の成立要件の理解を問うものであるが,あわせて,成立する犯罪の相互関係の把握も重視してい…

平成14年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・検討編)

平成14年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・検討編) 問題文 Aは、宝石(時価100万円)を詐欺によりBから取得したが、その事情を秘して、宝石を100万円で売却することを甲に依頼した。甲は、宝石を受領した当初は、それがだまし取られたものであ…

平成14年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・答案編)

平成14年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・答案編) 答案 1 乙の罪責 乙は、Aに対する傷害罪の構成要件を満たす。 しかし、乙は、いきなりAから鉄棒で殴りかかられたので、正当防衛が成立する。次にBに対して傷害を負わせている点を検討する。 ま…

平成14年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・解答編)

平成14年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・解答編) (出題趣旨)本問は,共犯者相互間において正当防衛の成否に関する事情が異なる点が問題となり,事実の錯誤に関する論点をも伴う事案を題材にして,これらに関する各論点についての理解度を問うの…

平成14年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・問題編)

平成14年度旧司法試験刑法1 問題文 甲は、Aに電話で罵倒されたため憤激し、A方に赴けば必ずけんかになるだろうと思いながら、この機会にAを痛めつけようと考え、こん棒を用意するとともに、友人の乙に、こん棒を持っていることは隠し、これからA方に話…