司法試験であそぶ

司法試験について考えたこと

平成20年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・解答編)

平成20年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・解答編)

 

(出題趣旨)
本問は,親から財物を窃取した子2名が盗品であることを秘してこれを古物商に売却し,うち1名がその代金を自己のために費消し,他方,その古物商も盗品であることに気付き,そのことを秘して不当に安く買い受けていたという事例を素材として,事案を的確に把握してこれを分析する能力を問うとともに,親族間の犯罪に関する特例,横領罪における委託信任関係及び詐欺罪の構成要件等に関する理解とその事例への当てはめの適切さを問うものである。

 

「横領罪における委託信任関係」と書いてあるわね・・・どういう意味かしら。

この問題は、盗品の売買代金を横領したという問題よね。その売買代金が乙の物なのかどうかも問題だけど、それは損害の話よね。なぜ、「委託信任関係」?

犯罪者の委託信任関係も、横領罪における委託信任関係に当たるか、という問題かしら・・・

さて、そういうことにして、答案を書きましょう。