司法試験であそぶ

司法試験について考えたこと

平成20年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・解答編)

平成20年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・問題編)

 

(出題趣旨)
本問は,被害者と同居している2名が,他の者の暴行により自宅内で負傷した被害者を病院前に搬送して放置したところ,さらに,うち1名が被害者を人目のつかない場所に移動させ,後刻,同人が死亡したという事例を素材として,事案を的確に把握してこれを分析する能力を問うとともに,実行行為及び第三者の行為が介在した場合の因果関係の存否等に関する理解とその事例への当てはめの適切さを問うものである。

 

「実行行為」という言葉が目を引くわね。

これは、不作為犯の作為義務をどういう要件のもとで認めるのか、同居人である丙の立場、家からXを連れ出して救命の責任を負った事実、さらに、茂みという見つかりにくい場所に移した事実とかを使えるか、という話でしょうね。

この問題も、新司法試験で似たようなのがあったわね。

出すネタはあんまり変わっていないのかも。

さて、答案を書きましょう。