平成18年度旧司法試験刑法2(玲子のひとりごと・解答編)
(出題趣旨)
本問は,商品販売店店長が,他人名義のクレジットカードを使用して商品を詐取しよ
うとした者に対し,そのカードの不正使用に気付きつつ商品を渡すとともに,信販会社
からその代金の立替払を受けたという事例を素材として,事案を的確に把握してこれを
分析する能力を問うとともに,詐欺罪,業務上横領罪,背任罪等に関する理解とその事
例への当てはめの適切さを問うものである。
「商品販売店店長」
と書いてあるのは、やとわれ店長ということをきちんと答案に反映させろということでしょうね。
「商品を渡すとともに,信販会社からその代金の立替払を受けた」
とあるから、この二つの事実はきちんと分けて書く必要があるわね。
「詐欺罪、業務上横領罪、背任罪等」
と書いてあるわね。すべて書く必要はなさそう。
「等」と書いてあるのは文書偽造のことなのでしょうね。
とりあえず答案構成は及第点かしら。
では、答案を作ってみましょう。