平成18年度旧司法試験刑法1(玲子のひとりごと・解答編)
(出題趣旨)
本問は,患者の殺害を企図した病院長が,他の医師とともに,患者の主治医をして患
者の特異体質に気付かせないまま治療薬を投与させて患者を死亡させたという事例を素
材として,事案を的確に把握してこれを分析する能力を問うとともに,過失行為を利用
した間接正犯及び共同正犯の成否等に関する理解とその事例への当てはめの適切さを問
うものである。
うーん、そっけない出題趣旨ねー
私みたいにおおざっぱな性格だと、ほとんどわからないわね。
ただ、目を引くのは
「過失行為を利用した間接正犯及び共同正犯」
というところね。
「過失行為を利用した」ということを使うのはおそらく因果関係でしょうね。
「間接正犯及び共同正犯」というのは、両方が別々に存在しているというふうに読める・・・そうすると、甲については間接正犯、乙については傷害罪の共同正犯、とするのが期待されていたみたいね。
ただ、甲については間接正犯だとしても、傷害罪の限度では乙と共同しているといえそうで・・・罪名は「殺人罪、傷害罪の限度で乙と共同正犯」とかになるのかしらね。
しかし、こういう出題趣旨だと答え合わせできないなー
勉強の最後に、ネットの答案をもとにして答案例でもつくってみようかな。